初心者向け筋トレ始め方|軽い運動で効くメニューとは
筋トレを始めたいけど、体力がなくて不安…」「運動が苦手で続けられるか心配…」——そんな方の気持ち、私はよく分かります。私自身、特別な才能があったわけではなく、ゼロから身体と心を整えてきました。この記事では、少しの運動でもしっかりと効果を感じられる筋トレの始め方を、やさしく丁寧にお伝えします。運動が苦手な人ほど、体が変わると気持ちが変わる。人生が静かに、でも確かに動き出します。その最初の一歩を、一緒に踏み出しませんか?

目次
- ○ 1.筋トレを通じて人生が変わった、私自身のストーリー
- ・1-1 運動を好きになりきれない私がトレーナーになった理由
- ・1-2「少しの変化」が自信につながった体験
- ○ 2.初心者が知っておくべき筋トレ始め方の基本
- ・2-1 最初は不安で当たり前、それでも始めていい
- ・2-2 自宅で無理なくできる準備と心構え
- ・3.体力ゼロでもできる!軽めの筋トレ始め方
- ・3-1 1日5分でできるやさしい自重トレーニング
- ・3-2 筋トレ初心者の「できない」を「できる」に変える方法
- ・4.少しの運動でも効果が出る仕組み
- ・4-1 なぜ軽い運動でも体は変わるのか?
- ・4-2 成果を実感するタイミングと目安
- ○ 5.続ける力を育てる:やめずに続ける工夫
- ・5-1 「ちゃんとやらなきゃ」より「ちょっとだけやる」
- ・5-2 失敗しても大丈夫、また始めればいい理由
1.筋トレを通じて人生が変わった、私自身のストーリー
1-1 運動を好きになりきれない私がトレーナーになった理由
私は、もともと運動が好きなタイプでした。走るのも、身体を動かすのも、嫌いではなかった。
でも、好きなだけではどうにもならない壁がありました。
それは、自分の中にあった「人と比べてしまう心」や「どこかで自信を持てない気持ち」でした。
体育が得意でも、自分を全面に出すのは苦手で、「勝ちたい」「見せつけたい」というタイプではなかったんです。
だからこそ、筋トレと出会ったとき、
“他人ではなく、昨日の自分と向き合える”このシンプルな行動に、心から惹かれました。
鏡の前で自分の身体と対話し、昨日より少しでも前に進めたら、それでいい。
静かに、でも確実に、自分が変わっていく感覚がありました。
私は「運動で人生が変わる」と本気で思っています。
でもそれは、目立つような成功ではなく、自分の中での“納得”や“穏やかな自信”だと思っています。
だから今、トレーナーとして伝えたいのは、
「運動は、目立たなくてもいい。派手じゃなくてもいい。ただ、“自分の人生を少しずつ前に進めたい”人にとって、確かな道になる」ということです。
1-2「少しの変化」が自信につながった体験
運動が好きな私にとっても、筋トレはすぐに成果が出るものではありませんでした。
とくに、正しいやり方や自分に合ったペースを見つけるまでは、何度も試行錯誤が必要でした。
でも、続けていると確かに感じられるようになるんです。
「昨日よりフォームが安定したな」とか、「呼吸をうまく使えたな」といった小さな実感。
その積み重ねが、やがて“自分を信じる力”になっていきました。
筋トレは、1回の成功より、100回の継続が強い。
しかも、それは誰かに評価される必要もなく、自分の中での変化で十分なんです。
筋肉がつくより先に、自信がついてくる——これは、私自身が体験してきた何よりの事実です。
2.初心者が知っておくべき筋トレ始め方の基本
2-1 最初は不安で当たり前、それでも始めていい
筋トレを始めようと思ったときに、「自分にできるのか?」という不安を抱くのは当たり前です。
私のところにも、「体力がないんですけど…」「続く自信がなくて…」といった相談がたくさん届きます。
でも、これは全然おかしいことじゃありません。むしろ、不安があるのは自然なことです。
人は何か新しいことに挑戦しようとする時、必ず“やれるかどうか”を疑います。
それは失敗を恐れる優しさでもあるし、心のブレーキとして正常に働いている証拠でもあります。
でも私は、「その不安こそが、始める力になる」と思っています。
なぜなら、“不安を感じるほど真剣に考えている”からです。
やりたくないことには、不安すら感じませんよね。
だからまずは、自分の気持ちを否定しないであげてください。
不安でも、一歩踏み出したあなたはもう十分にすごいんです。
筋トレは、いきなりハードにやる必要はありません。
「今日は5分だけ」「この動きだけ試してみる」——それだけでOK。
一番大事なのは、“誰かの正解”じゃなく、“自分の一歩”を信じてあげることです。
2-2 自宅で無理なくできる準備と心構え
筋トレというと、「ちゃんとやらなきゃ」「頑張らなきゃ」と身構えてしまいがちです。
でも、本当に大切なのは、“動こうとする気持ち”を少しずつ育てていくこと。
そのスタートは、もっとゆるくていいんです。
たとえば「外を走りたい」と思っても、いきなり何キロも走る必要はありません。
まずは靴を履くところから始めてみてください。
「今日は靴を履いた。それでOK」
「明日は玄関の外に出てみる」
「次は家の前の電柱まで歩いてみる」
「気分が良かったら、もう少しだけ遠くまで行ってみようかな」
そんなふうに、ほんの少しずつ自分の“できる”を広げていくことで、
無理なく習慣が育っていきます。
これは自宅トレーニングでも同じです。
たとえば「今日は腹筋10回だけ」でOK。
次の日も10回。
「今日は余裕があるな」と思ったら15回にしてみる。
逆にしんどい日は5回でもいいし、やらない日があってもかまいません。
大切なのは、「これくらいでいい」と自分にOKを出すこと。
完璧を目指すより、「ちょっとだけでも続ける」ことが、心と体を確実に変えていきます。
誰かと比べず、自分のペースで、自分の機嫌を取りながら。
それが、やさしくて続けられる“本当の筋トレの始め方”です。
3.体力ゼロでもできる!軽めの筋トレ始め方
3-1 1日5分でできるやさしい自重トレーニング
体力ゼロでもできる筋トレは、シンプルで「ちょっとだけ」やればOK。
大切なのは、「どこでも・今から」始められることです。
たとえば、こんなやり方があります:
•膝をついた腕立て伏せ:床に膝をついて、上体を軽く上下するだけ。腕と胸の筋肉にじんわり効きます。
•ベッドに足を乗せた腕立て伏せ:高さがあることで傾斜がつき、さらに負荷を軽減。朝起きたついでに1セットもOK。
•寝転がってできる簡単腹筋:仰向けになり、手は胸の上。首を少し浮かせるだけで腹筋が刺激されます。※起き上がる必要なし。
•立ったまま腹筋に力を入れる“その場腹筋”:背筋を伸ばして立ち、お腹を5秒間グッと引き締めてみましょう。これだけでも効果あり。
これらはどれも、道具不要・時間不要・スペース不要。
「えっ、これだけでいいの?」と感じるぐらいでちょうどいいんです。
継続することで、確実に筋肉と気持ちに変化が出てきます。
今日できる“ちょっとだけ”を、自分にプレゼントしてみてください。
3-2 筋トレ初心者の「できない」を「できる」に変える方法
筋トレを始めたばかりのころは、「たったこれだけでいいの?」「意味あるのかな…」と感じるかもしれません。
でも、小さな「できた」が積み重なると、確かな自信と達成感が生まれてきます。
たとえば、
「今日は膝をついた腕立て伏せを3回やった」
「昨日より1回増やせた」
「今日は気分が乗らないけど、1回だけでもやってみた」
——そんな小さな積み重ねが、「ちゃんと続けられた」という手応えにつながります。
筋トレは、毎回楽しいとは限りません。
でも、がんばって続けたからこそ、「あ、体がちょっと変わってきたかも」と感じたときの喜びは、何にも代えがたいものになります。
「昨日の自分より、ちょっと前へ進めた」
その実感が、確かな変化を生み出し、あなたの未来を静かに変えていきます。
4.少しの運動でも効果が出る仕組み
4-1 なぜ軽い運動でも体は変わるのか?
「こんな少しの運動で、本当に効果あるのかな?」
そう思う方も多いと思います。でも、軽く体を動かすだけでも、体は『がんばってるな』って気づいて、ちゃんと応えてくれます。
たとえば、1日たった5分でも体を動かすと、心も体も少しずつスッキリしてきます。
筋トレって、たくさん動かさなきゃいけないものじゃなくて、「少しずつ、こまめに続けること」が大事なんです。
少しの運動でも、それを毎日ちょっとずつ繰り返していくことで、体は「使われてるな」って感じて、ゆっくりと変わっていきます。
気がつけば、「なんか前より動きやすくなったな」「体が軽いかも」と感じる瞬間がやってきます。
そんな変化が、自分にとっての嬉しい一歩になるんです。
4-2 成果を実感するタイミングと目安
「どれくらいやれば効果が出るんだろう?」
そう思うのは自然なことです。**見た目の変化も、ゆっくりですがちゃんと現れます。**最初は自分でも気づきにくいかもしれませんが、続けていくと「前よりスッキリしてきたかも」「服のシルエットが少し変わったかも」といった変化が、ある日ふと感じられるようになります。
無理のないペースで進めるなら、1ヶ月〜2ヶ月ほどで見た目にも少しずつ変化を実感できる人が多いです。
それまでの間は、体が軽くなったり、気持ちが前向きになったりするなど、中からの変化を楽しんでください。
何より大切なのは、「自分なりのリズムで続けること」。
昨日より少し頑張れた今日の自分を、ぜひ誇ってください。その積み重ねが、見た目の変化というカタチで、ちゃんと返ってきます。
5.続ける力を育てる:やめずに続ける工夫
5-1 「ちゃんとやらなきゃ」より「ちょっとだけやる」
筋トレを続けるうえで、いちばんの敵は「やらなきゃ…でも面倒だな」という気持ちかもしれません。
真面目な人ほど、「ちゃんとやらなきゃ」「時間をかけなきゃ」と考えて、気持ちが重くなってしまいがちです。
でも、本当に大切なのは“やったかどうか”より、“やめなかったこと”。
たとえ1分でも、1種目でもOK。今日は腹筋5回、スクワット10回。それでも立派な筋トレです。
「ちょっとだけでいい」と思って始めたら、意外と気分が乗って、もう少しやりたくなる日もあります。
やらなかった自分を責めるのではなく、少しでもやれた自分を認めること。
そのほうが、ずっと楽に、ずっと長く続いていきます。
5-2 失敗しても大丈夫、また始めればいい理由
「昨日サボっちゃった」「1週間何もしてない…もうダメかも」
そんなふうに思う日があっても、大丈夫です。筋トレは、一度休んでも、また始めればちゃんと戻ってこれます。
私も、疲れた日や気分が乗らない日がたくさんありました。
でも、そんなときに「ちょっとだけやってみよう」と体を動かしたことで、
気づけば気分が乗って、もう少し続けられた。
終わってみれば達成感があって、その日一日が前向きに過ごせた——
そんな体験を何度も積み重ねてきました。
だからこそ言えます。少しでも積み重ねていけば、それは確実に前に進んでいます。
立ち止まったように感じても、それは決して後ろ向きなことじゃありません。
あなたのペースで続けていけば、体は必ず変わっていくし、気持ちも少しずつ前向きになっていきます。
どんな目標をまず立てたらいいか分からない、相談して始めたい!という方は是非、DELIGHTへご相談ください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
PERSONALGYM DELIGHT
トレーナー 嶋野淳志